【ITビジネス】なぜエクセルの売上は、たった4年で3割にまで落ち込んだのか?

エクエルは13年3月期には888億円という売上高だったが、2年後の15年3月期には2.6倍増の売上高2,352億円となった。
この躍進を支えたのは台湾のタッチパネル大手、勝華科技(ウィンテック)向けの液晶デバイス販売である。

同社向け販売が急成長を支えた。
しかし14年にウィンテックが台中地方法院(地裁)に会社更生法の申請を行い、エクセルの業績は一転する。

ここから一気に急落するわけだが、この時点ではエクセルはそれほど弱気ではなかった。
取引先の会社更生法申請を織り込んでも、エクセルは16年3月期の期初には微減の売上高2,100億円程度を維持するとみていたのだ。

クリアリーフ総研の取材に対しても会社側では、この時点では「(アップルなど)最終販売先は変わらないので(ウィンテックの会社更生法申請の)影響は限定的」と強気のコメントだった。
しかし結果的には、期初に2,100億円としていた同年度の売上高は1,489億円にとどまっている。

その後さらに減収が止まらなかったのは前述の通りだ。
無論、エクセルの減収の原因はウィンテックの会社更生法申請がすべてではない。

エクセルは液晶デバイスの取り扱いを主力としていたため、液晶市場低迷の影響が大きい。
液晶を搭載するスマホやテレビ市場の停滞に加え、スマホもテレビも画面を液晶から有機ELに切り替える動きが続き、液晶市場は厳しい情勢が続く。
こうしたなかでエクセルは車載用液晶デバイスやほかの電子部品販売を強化して展開したが、最後まで活路を見いだすことはできなかった。

Author: kokohenjp

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA